2008-06-19

お久しぶりね

今日は朝から小柳ルミ子の『お久しぶりね』が 頭音 としてエンドレスに鳴り響いているんです。落ち着かない。困った。

これって小学生の頃の歌だったかなあ?と思って Wikipedia さんに訊いてみると 1983 年 7 月リリースなんだそうです。あ、作詞作曲は昨年の紅白に出場した『吾亦紅』の人なんですね。へえ。

1983 年って他にどんな歌が売れたんだろ?と思って、さらに Wikipedia さんに訊いてみると・・・・ははあ、なるほど。演歌が強いですね。そしてびっくりしたのが映画の主題歌が強いこと。
4位 薬師丸ひろ子:『探偵物語/すこしだけやさしく』
9位 アイリーン・キャラ:『フラッシュダンス』
11位 原田知世:『時をかける少女』
27位 ローズマリー・バトラー:『汚れた英雄』
---- オリコン 1983 年 年間 TOP50

TOP50 に 4 曲も入ってますよ。しかもそのうち 3 曲が角川映画。たぶんこの頃が一番、角川の映画にお客さんが入った時期だったんじゃないでしょうかね。ああ、角川といえば『幻魔大戦』観にいったなあ。確か同時上映は『ランボー』だったような。

同時上映って今となっては懐かしい響きですけれども、あれはあれで良いシステムだったなあと思いますね。あの、むりやり毛色の違うものをみせられる感じがなんとも。地方都市バンザイ。

ついでに 昨年 のオリコン年間 TOP50 を眺めてみると・・・・ジャニーズってホントに売れてるんですね。たぶん 16 曲がジャニーズの人です。 30 %超。スゴいなあ。

ちなみに演歌は 47 位の 1 曲だけでした。んー、演歌ってもう消えていくんですかね。それはそれで寂しい気が。

話が脱線してます。話を戻しまして、えー、今朝から『お久しぶりね』が頭音としてぐるぐるしてるうちに「あれ?もしかして自分、歌詞に登場する男女の年齢を超えちゃったんじゃないだろうか?」ということに思い至ったんです。歌詞をそらんじてみると、なんとなく 30 代前半の男女の歌のような気がします。うーん、なんというかショックだ。

いままでで年齢でショックを受けたのは、
  • 26歳になったときに「あ、トシちゃん 25 歳 を超えちゃった」って
  • 数年前のこと、甲子園に出た高校の監督が自分より年下だったとき
の 2 度だったのですが、このたび、
  • もしかして『お久しぶりね』の登場人物の年齢を超えちゃったかもしれない
が新たに加わる運びとなりました。以上、よろしくお願いします。

2008-06-06

MS IME Standard 2003 単語登録の品詞

名詞 / 形容詞 / 形容動詞 / 副詞 / 連体詞 / 接続詞 / 感動詞 / 接頭語 / 接尾語
------
さ変名詞 / ざ変名詞 / 形動名詞 / 副詞的名詞 / さ変形動名詞 / 人名 / 姓 / 名 / 地名その他 / 固有名詞
------
あわ行五段 / か行五段 / が行五段 / さ行五段 / た行五段 / な行五段 / ば行五段 / ま行五段 / ら行五段 / 一段動詞
------
姓名接頭語 / 地名接頭語 / 姓名接尾語 / 地名接尾語 / 助数詞 / 顔文字 / その他独立語 / 慣用句 / 独立語 / 抑制単語

抑制単語とは?
あらかじめ登録されている単語を使わないようにした場合、この『抑制単語』に分類される。

Wikipedia: 品詞

なんだかなあ

赤血球を破壊して白血球を変形させる謎のウイルス、中国にて日本選手に次々と感染か?

GIGAZINE だし、と思って読み飛ばしたんですけど、ソースに読売も載ってるんですよね。うーん。

で、こちら

まあ、いろんなお医者さんがいるんでしょうけどね。なんだかなあ。

2008-06-04

ロカについて

子供の頃から気になっていることがありまして。まあ、タイトルの通りなんですけれども。

あ、『ろ過』のことでもないし、『ロカ』(中島らもの絶筆小説) のことでもないですよ。『口 (ろ) 』と『力 (か) 』についてなんです。漢字が先で、後に片仮名が作られたんだと思うんですけど、なんだってまたこんな紛らわしい形状にしたんでしょうかね?

Wikipedia さんに訊いてみると、
  • 加 => カ
  • 呂 => ロ
ということらしいんですが、なぜそのときに「『カ』だとさあ、力 (ちから) と間違えやすくね?」とか「『ロ』ってお前、口 (くち) と同じじゃん (笑) 」「あー、ですよねー (笑) 」「いやー、もうちょっとなんとかしないとさあ」なんて話にならなかったのかと。

もともとルビ用につくられたものらしいので (ルビとはいわないか。訓点)、当時の人は片仮名単体で使われるとは思ってなかったかもしれんですけど、今の世の中『そんな使われ方は想定してませんでした』じゃあ済まされないわけですよ。もしここにタイムマシンがあったなら、9 世紀始めに戻ってその片仮名を作ったという奈良の古宗派の学僧とやらに PL 法のなんたるかを叩き込んでやりたいです。いいか、21 世紀にはなあ、電子レンジを買うとトリセツに『ペットを乾かす用途には使わないで下さい』という文言がはいるくらい製造責任について厳しくなっておるわけだよ。それをなんだ君たちは。あやまれ。後世の人々にあやまれ。社長以下、担当者を並べてテレビカメラの前で頭を下げろ。え?なんですか?電子レンジの話は都市伝説?あ、そうなんすか?いえね、ネットで調べたらそんな話が載ってたもんですから。え?ネットの情報を鵜呑みにしちゃいけない?いやあ、そうですねえ。ご説ごもっとも・・・・

えーと、ともかく。紛らわしいことは紛らわしいですよね。そうですよね。

しかも近年『~力 (りょく) 』というタイトルの本が多いじゃないですか。本屋さんでも広告でも、その『~力 (りょく) 』を見るたびにびくっとするというか、なんというか『しゃっくり』が出るような感覚に襲われるんです。なので、新書の棚の前を通るときなんて、まさにしゃっくりの連続ですよ。もう恐ろしくて本屋になんていけないです。だってほら、しゃっくりって 100 回続くと死ぬっていうじゃないですか。アレですかね?私、齋藤孝を訴えるべきですかね?え?それも嘘?しかも都市伝説ですらない?あー、ハチクロのネタなんですか、そうですか・・・・

2008-06-01

バネとツメ

数日前から台所のレンジフードについている照明用ボタンの調子がおかしいんです。

レンジフードには左から『切』、『弱』(換気扇) 、『強』(換気扇) 、『照明』と 4 つのボタンがついていて、この『照明』ボタンだけは単体でスイッチの入切ができます。それが押している間は照明がつくのですが、離すと引っかからずに消えてしまうようになってしまいました。まあ、何回かカチカチしているうちに引っかかるようにはなるんだけど、とにかくスイッチを入れたままにするギミックがおかしいみたい。

というわけで、バラしてみる。

フード内側のカバーをはずして、そのボタンのユニットが留められているステーのネジを外す。電気のコードもカシメてあるのを、じわじわと外してあげる。

はい、これでユニットが取り出せました。4 つのボタンがついたユニット。そのボタンにはバネがついていて、筐体はプラスチック製。ツメで留まっている。

ああ、なんだかとてもいやな予感がする。

えー、いやな予感というのはですね、この『バネ』というものが非常に私と相性が悪いんです。いや、バネだけならいいんです。バネだけとなら私、わりと上手くやっていけそうな気がするんです。でも『ツメ』が。このプラスチック製のツメが加わるとですね、もうダメなんです。どんなにか慎重に細心の注意を払って、まるで女の子の手に初めて触れるときのようにジェントルに扱ったとしても、最後のチカラの入れ具合で失敗してしまうんです。ガシャッもしくはグシャツというイヤな音とともにバネは飛び、そのバネに気を取られて手元がおろそかになり、内部の部品がバラッと落ちる。「ガシャッ!ビョーン!ああっ!バラッ!」って。バネを探して、またはどこに嵌っていた部品なのかわからないものを前にして、今まで何度途方にくれたことか。バネとツメ。あああ、とーてもいやな予感がする。

が、しかしだ。ここまで来て後に引くわけにはいかないではないか。朝が来ない夜がないように、私だっていつの日かバネとツメとの歴史的和解を果たし、国旗はためく船上でがっちりと握手をする日が来るかもしれない。そしてその日というのが、もしかしたら今日かもしれないじゃないか。よし、やってやろう。そして「この人に任せて大丈夫かしら?」的な疑いの眼差しを隠そうともしない妻の鼻を明かしてやろうじゃないか。つか、いつからそんな目で私を見るようになったんだ、君。昔はもうちょっと尊敬とはいえないまでも、えーと、なんというか気遣いのようなものがあったではないか。それをそんなあからさまな目つきで。あ、いやいやそんなことを考えている場合ではない。バネとツメだ。バネとツメと私とのトロイカ体制による新しい国家の発足だ。新しい国ができた人口わずか 15 人・・・・・・

というように自分を鼓舞しつつ、爪楊枝を用意し (ツメにはさむ用) 、テーブルにバスタオルを敷いて (バネが飛んだとしても、あまり遠くへ飛ばない用) 慎重かつ繊細にバラし始めたわけです。

「ガシャッ!ビョーン!ああっ!バラッ!」

・・・・・・もうね、なんていうんですかねこの感じ。がっかり?そうですね、がっかりっていうんですよね、きっと。ええ、和解交渉も決裂ですよ。新しい国家なんて夢のまた夢ですよ。そりゃそうだよね。あんなくるくるして伸び縮みするヤツやら、こう、どこかに引っかかることしか考えてないようなヤツを信じた私がバカだったんですよね。

ほら、「あー、やっぱり」って目で私を見ているではないか。ちょっと待て。自分の予測が当たったという意味でそんな優越の目をしているのかもしらんけどな、ここはこの現状について悲しみの目をするべきではないのか?勢いにまかせてボタンが 2 つも飛んでいるではないか。見たこともない小さな金具が落ちているではないか。さらになんだ?このバネは?いったいどこから出てきたんだ?そしてこの素頓狂に小さなプラスチック片はいったい私に何を求めているんだ?なあ、分かるように教えてくれないか?ええ?

と繰り言をいっていても仕方がないので、ばらばらになった部品をかき集めて考えてみます。まず当初の問題であった『照明』ボタンについてはすぐに解決しました。どうやらスイッチを入れたときに引っかかって、もう一度押したときに外れる針金状の部分がアマくなっていたようです。チカラをかけて少し起こしてやると、希望通りの挙動をするようになりました。

そして謎のバネと金具について、これはスイッチ端子の部分で、バネはその端子がアマくならないようにテンションをかけるためのものでした。なかなか親切な設計ですね。

さて、問題は小さなプラスチックの部品です。形状は台形で、どこにでも嵌りそうな嵌らなさそうなサイズ。んー、こういったときは実際の挙動を考えるのが近道ですね。『照明』ボタンはそれひとつで完結したもので、そしてすでに問題はなさそうです。『切』は『弱』と『強』をキャンセルする動作をするもので、それはそのボタン下に嵌っている鉄片を動かすということで実現されています。じゃあ、『弱』と『強』に関係する部品ってことか・・・・・・あ!そうか!

結局、謎のプラスチック片は『弱』を押したときには『強』をキャンセルし、『強』を押したときは『弱』をキャンセルするためのものであることが分かりました。これがわかれば後はどう嵌めればそういった挙動をするのかを考えて、そこに入れてあげれば OK です。台形なのは斜めになっている辺の部分でボタンを徐々に (といっても、一瞬ですけど) 押してキャンセルするためだったわけです。なるほどなあ。

いやあ、人の作ったものを後からなぞるのって面白いですよね。和解問題も眼差し問題も、この面白さに比べればたいしたことではないです。でもまあ、壊れないことに越したことはないんでしょうけどね。

5 回目の結婚記念日はこんなことをしているうちに過ぎていきました。平和だなあ。